折り畳み鉢 [fiction F]

fiction Fとは
ーたまらないプラ鉢ー
コスト削減とリサイクルを提案する鉢の形
以前、画期的花束で取り上げた『折り畳める』というキーワードでもう一つ考えてみました。
今回は花や植物それ自体ではなく。植物を商品足らしめる需要な資材、鉢についての提案です。
○現状
植え替えや終わった花を処分した後に残されたプラスチックの鉢。
僕は花屋だからなのかもしれませんが、やたらとこのプラ鉢ってたまりませんか?。
油断してるとどんどんたまっていって、場所もふさぐし、処分するのも大変。
捨てるにしてもやたらとかさばるし。
茶色や白やグリーンや黒や、色もとりどりだけれど、デザインも様々。
花や植物をどう演出していかに売るかをコンセプトに開発されている商品です。
故に、商品が消費者の手に渡った後のことまでは考えられていません。
コンセプト
使い終わったら、コンパクトに収納。
運輸コスト軽減でリサイクル使用も可能。
見た目ではなく実利にこだわったプラスチック鉢。
○内容
今回考えた鉢は牛乳パックからヒントを得ました。
鉢もあんな風に簡単に畳めればいいのになあと単純に思ったわけです。
こんな感じ。
↓

牛乳パックとちがって、鉢となると、土が入り、植物が植えられていなければいけない。
そのため上部の一面はふさぐことはできません。
だから、このままのデザインでは構造的に土の加重に耐えれるのかなあと思います。
デザイン的に様々な試行錯誤が必要です。
ただ、畳んでおければ、場所取らずにある程度ストックも可能になります。
さらに規格が徹底されれば、再利用のためのコストも節減できるのではないでしょうか?。
運搬や在庫管理のコストの削減です。
ガーデニングのお好きな方ならご存じだと思いますが、花苗が入っている黒いプラスチックのトレー。
流通の際に必要なあのトレーも花苗が消費者の方に渡ってしまえば、取り残されます。
量販店などでは、そのトレーは想像を絶する数になります。
そんなトレーが全て廃棄されているのかというと。
そうではありません。
流通の末端の花の販売業が流通の拠点に戻してリサイクル業者が生産者へと戻す流れがあるんです。
川上から川下へと流れていった資材が、川下から再び川上に戻っていく。
僕はプラ鉢もそういうことができないのかなあと。
それが、今回の意図するところでもあります。
○問題点
黒いプラスチックのトレーは商品を流通させるための補助的な資材。
しかし、プラスチック鉢はあくまでも商品の一部。
傷が入っていたり、汚れたものでは、商品価値がない。
だから、プラスチックという素材がリサイクルに耐えられるのだろうか?。
さらに、なんでプラスチックの鉢がこれだけ流通しているのかというと。
単に型抜きして大量に安く作れるからなわけで。
折り畳み型にすれば生産の行程が増えることになります。
このコストが鉢花全体の値段に転嫁されます。
実際に流通させることには問題がたくさんあると思います。
ただ、商品が流通の最終地点の消費者に渡ればそれでおしまいという商品デザインのあり方はもう曲り角に来ているのではないでしょうか?。
大分前ですが、カップヌードルの容器が紙の素材に変わりました。
さらに、商品をおおっているフィルムを剥がしやすくするためについているテープ(お湯を入れた後にふたをとめるためにも使用できる)が紙からビニールに変わりました。
どういうことかと言うと、容器の素材が変わったのはプラスチックゴミを少なくするということ。
テープの素材が変わったというのはフィルムとテープをちまちま分別しなくてもよくなった。
ということですね。
カップヌードルのデザインに対する姿勢はエコをキーワードに儲けようとする企業とは一線を画していると思います。
花の世界も花を買って下さるお客さま(花を買う自分も含む)の気持ちにこんな風に近づけたらいいなと思います。
2009-04-16 06:51
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コメント(2)










これはたいへんに良い企画ですね!
紙は非常に可能性のある素材ですから、
構造開発も耐久性も問題ないと思います。
紙質を変えることで、
透湿性など様々な性質の違いも追及できそうです。
それとなにより、より自然なトーンの表現も出来ますね。
今までに無かったのが不思議なほどです。
我が家でも「猫の草」のプラスチック鉢が
毎週一個ずつ増えて、処分に困っています。
by e-g-g (2009-04-16 15:33)
e-g-gさん
プラスチック鉢ってこまりますよねえ。
ほんと、どうにかしたいです。
by ameya (2009-04-16 16:42)